TLDのことはまったく知らない
トップレベルドメインのことを知らない
このような疑問を解決します。
知らない方はイメージがつかないと思いますが、ドメインを取得する際には、「.com」や「co.jp」のようにドメインの最後にあたる文字を選びます。
広く知られているものから、聞いたことがないドメインまで様々な種類があります。
ドメインを取得する際に、ドメインの良し悪しをわかっている人はそんなに多くありません。
何となく信頼できそうで、見たことのあるドメインを選んでいませんか?
本記事では、トップレベルドメインから2種類に絞り、取得条件や特徴をまとめました。
TLD:トップレベルドメインとは
トップレベルドメインとは、ドメイン名をドットで区切った際に、一番右側にあたる部分のことです。
トップレベルドメインのトップという言葉からもわかるように、2ndレベルドメインや3rdレベルドメインもあります。
架空ですが、下記のようなサンプル例を用意してみました。
このサンプル例だと、2ndレベルドメインが「co」にあたる部分、3rdレベルドメインは「Hachikumablog」の部分にあたります。
豆知識:TLDは大きく2種類ある
TLDの種類は大きく2種類あります。
「gTLD」と「ccTLD」です。
【gTLD】について
【gTLD】は、generic Top Level Domainと呼ばれます。(一般トップレベルドメイン)
特定の領域や分野ごとに割り当てられたトップレベルドメインのことを指します。
「一般」と呼ばれることから、地理的制限は設けられておらず、世界中どこからでも登録可能なものもあります。
例えば企業専用の「.biz」、汎用の「.info」、個人専用の「.name」があり、そのほかにも「.com」「.net」「.org」などが該当します。
例外的に制限されているのはスポンサー付きTLDと呼ばれるものです。
各業界のスポンサー組織が統制しており、関係メンバのみの登録が許されています。
順次新しく追加されており(新gTLDと呼ばれる)、誰でも登録できるものだけではなく、個人向けや特定の業界向けなど、多くの性質のものがあります。
少しだけgTLDを抜粋しますので、価格表を見てください。
ドメイン名 | 1年契約 | 2年契約 | 3年契約 |
.com | 1円 | 1,409円 | 2,817円 |
.net | 1円 | 1,629円 | 3,257円 |
.info | 280円 | 1,908円 | 3,536円 |
.xyz | 25円 | 1,653円 | 3,281円 |
.shop | 1円 | 4,379円 | 8,757円 |
※表には出せていませんが、3年以上の長期契約もあります。
その場合は、価格がもっとお得になります。
※ドメインごとに価格の違いがあることがわかります。
※私個人の見解ですが、ドメイン名だけで用途が想像できるものは比較的に高くなっているようなイメージです。
※.infoなどは最初からあったわけではなく、2000年以降に選定されたドメインになります。
【ccTLD】について
【ccTLD】は、country code Top Level Domainと呼ばれます。(国別トップレベルドメイン)
各国/地域に割り当てられたTLDのことを指します。
「.jp」「.us」「.fr」「.uk」などが該当します。
原則としてその国に在籍する人が登録できるドメインです。
2021年初め頃は255個ありました。
ccTLDは原則、ISO(国際標準化機構)のISO3166で規定されている2文字の国コードを使用します。
例を挙げると「jp」などがあります。
これは言葉の通り「日本」という意味です。
主に組織単位で使用されることが多い「co.jp」などと違って、日本に住所を持っている個人でも使えます。
このように国の基準に沿ったドメイン(ccTLD)が特徴と言えます。
少しだけgTLDを抜粋しますので、価格表を見てください。
ドメイン名 | 1年契約 | 2年契約 | 3年契約 |
.co.jp | 4,060円 | 8,218円 | 12,376円 |
.jp | 330円 | 3,454円 | 6,578円 |
.us | 1,628円 | 3,256円 | 4,884円 |
.me | 530円 | 3,258円 | 5,986円 |
.tv | 3,810円 | 8,188円 | 12,566円 |
※表には出せていませんが、ccTLDにも3年以上の長期契約があります。
その場合は、価格がもっとお得になります。
※表の.usはアメリカを指し、.meはモンテネグロを指します。
まとめ
TLDの2種類【gTLD】と【ccTLD】の取得条件や特徴はまだまだたくさんありますが、選抜した情報をまとめました。
TLDは基本的に自由ですが、昔はSEOに影響する懸念や、信頼性の懸念で選びたくても安定したドメインを選択する傾向にありました。
しかし、昨今の考え方ではドメインがSEOへの与える影響や信頼性の影響に関しては、そこまで心配するレベルではありません。
自分を表現できるドメイン選定を行い、そのドメインに愛着が持てると最高ですね。
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